ホーム サイトマップ サイト検索
当サイトでは「楽に楽しく」をテーマにしたコンテンツを掲載しています。
楽しそうと思った事や実際にやってみたことを随時追加しています。
何でもDIY   64ビット時代到来  2008/02/17
Windows Vista 64bit版をインストールしました。
大容量メモリを活用してみます。
 メモリの価格が急落し、4GB以上のメモリを搭載したPCも珍しくなくなってきましたが、現在普及している32ビットOS(Windows XPやWindows Vista 32bit版など)では、この容量を有効に活用することが出来ません(実質3.2GBしか使えない)。
 そこで大容量メモリを活用すべく、Windows Vista 64Bit版 をインストールしました。搭載メモリは8GBです。

[1.システム] [2.確認] [3.活用]
[仮想化] [RAM DISK]

1.システム
システムとしては新規構築ではなく、以前RAID6を構築したPCをアップグレードしました。
CPUの交換とメモリの増設を主に行っています。以前との違いは下記の表の通りです。

追加/変更内容

Windows Vista Ultimate 64bit版(DSP版)
DSP版なので別のパーツと一緒に購入する必要があります(※)が、32bit、64bitどちらか一方しか使わない場合は、割安なのでお勧めです。
特別パッケージなので、おまけっぽいものがたくさん付いています。
ワイヤレスマウスまで入っていて、なんだか得した気分になれます。
あ、一緒に入っていたUSBメモリ(512MB)を写真に入れるの忘れました・・(^-^;

ちなみに、Windows Vista Ultimate 32bit版からの変更です。

※DSP版は一緒に購入したハードウェアと一緒に使用する事が前提になっています。
メモリ8GB
2GB→8GBへの変更です。
国内産では無くなってしまいましたが、ショップ店員お勧めだったので、これを購入しました。
64bitOSなら、有無を言わず8GB以上でしょう(大げさか・・)。
CPU(Core 2 Quad Q6600 (2.40GHz,L2 4MB×2))
CPUはDualコアからQuadコアに変更しました。
Intel系のQuad Core CPUで、これが一番コストパフォーマンスが良い物だと思います。
今までのCore 2 Duo E6750 (2.66GHz,L2 4MB)でも十分といえば十分ですが、試したい事もあってグレードアップです。

ビデオカード(HIS H155HMF256EDDE1LN-R)
以前のPCI版ビデオカードは非常に非力で、Windowsエクスペリエンスで、最低スコアである1の烙印を押されていました。当然Windows Aeroなど動きません。
そこで、ATI Radeon X1550搭載のPCI-Express x1版に変更しました。PCI版でも早いカードがあるとは思いますが、興味本位でこれを選びました。性能については、後ほど紹介します。
※なぜx16にしないかという質問は、RAID6構築を参照。

2.確認
・64bit 8GBを確認
本当に64bitなのか?メモリは8GB認識されているのか?確認します。
・・・・・。うまく行っているようですね。
Vista標準の機能でこれらを確認できる場所は、この辺しかありません。


・CrystalMark 2004R2
やはり、ディスクアクセスでRandomRead,RandomWriteが弱いですが、その他は概ね良好な数値かと思われます。


・HDBench
前回のときは、RandomWriteが酷い状況でしたが、ファームウェアのUpdateや設定変更等でかなり改善されました。現在はこんな感じです。


・Windowsエクスペリエンス
前回のときは、最低性能の1.0を突きつけられましたが、ビデオカードを交換したおかげで大分良くなりました。最新のビデオカードとは比較になりませんが、Windows Aeroが問題なく動くようになりました。


3.活用
さて、無事に動作確認も終わったところでやっと本題です。8GBのメモリを一体何に使うのか?活用方法を紹介します。

1.PCの仮想化を利用する

 PCの仮想化とは、簡単に言うと1台のPCを複数台に分割して、別々のPCとして使えるようにする技術です。複数台に分割と言っても物理的に2つに分けるのではなく、ソフトウェア的に分割して、それぞれで別々のOSを同時に動かします(右図参考)。
 これにより、仮想PCでWindows XPを動かして、Windows Vista非対応のアプリケーションを利用したり、仮想PCでLinuxを動かして、Linuxの勉強をしたり、仮想PCでWindows 3.1を動かして懐かしむなど、PCの活用範囲が広がります。
 これらを実現する為には、今動いているWindowsに仮想化ソフトをインストールするだけで(※1)、特に難しいことをする必要はありません。

 それぞれの仮想PCにメモリを割り当てる必要がありますが、大容量メモリを搭載したPCであれば、同時に利用可能な仮想PCの台数が増えます。

仮想化ソフトで有名な物を列挙します。これらは基本的に無料で利用できます。
VMWare Player・・・VMWare社製。日本語対応。Linux版あり。
VirtualPC・・・Microsoft社製。日本語対応。
VirtualBox・・・著作権者:InnoTek Systemberatung GmbH。英語。

 仮想化という基本機能についてはどれも同じですが、細かく機能を見ていくと差異が多々あります。ここでは、筆者がよく利用している「VMWare Player」について詳しく紹介したいと思います。

※1 仮想化には、その実現方法によっていくつかの種類がありますが、今回の用途ではアプリケーションタイプの仮想化を紹介しています。


2.RAMディスクを作成して高速なHDDとして利用

 RAMディスクは、PCにまだHDDが搭載されていなかった時代によく利用されていた技術で、メモリの一部をHDDとして利用するものです。その後HDD搭載が当たり前になり、利用するケースは殆どなくなりました。
 今これを利用することにメリットがあるのか分かりませんが、技術的にはまだ残っているので、新しい利用方法を試してみたいと思います。

 まずRAMディスク作成ソフトを探してみたのですが、Vista 64bit版対応の物は、今のところQSoft RAMDisk 64bit版しか見つかりませんでした。今後対応してくれることを期待しているものとして、RamPhantom(製品)(Vista 32bit版まで)Hi-RAM(フリーウェア)(XP 64bit版まで)がありますが、対応予定などは不明です。



3.メモリ大量消費アプリケーション(32bit版)を複数動かす

 64bitOS上で32bitアプリケーションを動かすことにメリットは無いように思えますが、例えばメモリを3GB消費する32bitアプリを2つ同時に動かすことを考えてみます。
 仮に搭載メモリが4GBの場合、片一方が3GB使ってしまうと、もう一方はメモリ不足でスワップが始まり、極端に動作が遅くなります。しかし8GB搭載していれば、両方が3GBを使ってもまだ2GB残ることになる為、スワップは発生しません。
 今のところこのようなケースは稀かも知れませんが、今後アプリケーションの消費メモリが増えるにつれて、大容量メモリは有効になってくると思います。


[1.システム] [2.確認] [3.活用]
[仮想化] [RAM DISK]





何でもDIY

電池式LEDライト
LEDライト
ベランダウッドデッキ
ペルチェ素子 その2
実験用電源(簡易版)
萌え時計 第二弾
RAM Diskを使ってみた
仮想マシン活用法
VMware編

64bit時代到来
RAID6構築
萌え時計
ファミコンPC
偽ダミー監視カメラ
証拠隠滅
簡易家庭菜園
使い捨て指輪
「リングヒルズ」

ボルタ電池を作ってみる
CO2発生装置
500円 X'masツリー
超危険!
ソーラーシステム失敗例

水槽台の製作
道具・工具について
ペルチェ素子を使ってみる
似非スタジオの製作


space
Copyright(c) 2004-2006 楽拓. All rights reserved.