ホーム サイトマップ サイト検索
当サイトでは「楽に楽しく」をテーマにしたコンテンツを掲載しています。
楽しそうと思った事や実際にやってみたことを随時追加しています。
何でもDIY   ファミコンPC  2007/06/07
ファミコンでウインドウズが動く!?
中身は12cmマザーボードのPCです。
 「ファミコン」が誕生したのが1983年。その後ファミコンの拡張周辺機器として1986年に誕生した「ディスクシステム」。
 今回はディスクシステムのケースを使って、ウインドウズPCを組み立ててみたいと思います。

 製作に当たって問題となるのが、ケースの大きさ。縦横高さが24cm×14.5cm×7cmしかない為、普通のマザーボードは愚かMini-ITX規格の17cm×17cmサイズでも入りません。
 その為必然的に、Mini-ITXより更に小さいNano-ITX規格(12cmx12cm)のマザーボードを使用することとなります。


[0.用意した主なパーツ/スペック] [1.分解] [2.ケースの加工]
[3.PC本体部分の加工] [4.組み立て] [5.一応完成]

0.用意した主なパーツ/スペック
本体ケースファミコンディスクシステム本体
マザーボードVIA EPIA N10000G
CPUオンボード(VIA Luke CoreFusion 1.0GHz)
VGA/Soundオンボード
メモリ512MB
HDD2.5" 120GB(シリアルATA)
ドライブ類薄型DVD-RWドライブ
マルチカードリーダ
電源ユニットpicoPSU-120(超小型電源120W)

写真は後ほど紹介。

1.分解
まずは、ディスクシステムを分解しました。

写真1-1 ケースを開けたところ
写真1-2 上半分
写真1-3 下半分
写真1-1の左にはFDドライブが見えます。右には電池ボックスがあり、その下に制御回路が収まっていました。当時のゲーム機は、乾電池でも動いたんですよね・・・。

写真1-2と写真1-3は、不要なものを取り除いた状態です。これを加工してPCのケースにします(電池ボックスは不要でした^^;)。

2.ケースの加工
ケースを加工します。プラスチックなので削ったり穴を開けたりするのは容易ですが・・・。
作業量が多く苦労します。

@不要部分を削る
元々小さいケースなので、出来る限り広く使う為に、邪魔な突起物等は徹底的に削り取ります!
電動工具等を使いましたが、かなりの労力を強いられました。おそらくこれが一番面倒な作業になると思います(写真1-3と写真2-2を比べてみてください)。

写真2-1 上半分
写真2-2 下半分
A上半分と下半部の連結部分を加工
当初、如何に目立たなく連結するかという事でずいぶん悩みましたが、あえて大きいネジを使って目立たせ、アクセントとする事にしました。
ケース内側にネジ切りした細長い板を当てて、連結します。
(※元々の連結部分はケース内側に大きくはみ出しているので、@で削り取ってしまっています。写真1-3、写真2-2を参照)。
連結部拡大(上)
連結部拡大(下)
連結イメージ

BPCパーツ類とケースの連結部分の加工
PCパーツ類とケースの連結は、4本のビスで行います。

元々ゴム足のあったところ(4箇所)に穴を開け、そこをビスが通り、ナットで止めます。
上の写真2-2 下半分で、底面に開いている穴です(2箇所しか写っていませんが・・・)。

[大失敗]
ここまでに一つ大失敗をしています。
下の写真を見ていただけると一目瞭然ですが、穴開けに失敗してヒビが入ってしまいました。
その為、後にこの部分を大きく取り去って、アルミ板で塞ぐ形になっています。
失敗(拡大)
失敗。見た目が宜しくない。

3.PC本体部分の加工
アルミ板やL字材を加工して、PC本体部分を組み立てます。
この辺の作業が一番面白い所でもあり、調整が大変な所でもあります。

@ベース部
ケースの底面と接触する、ベース部分です。
4本のビスが下向きに生えていて、2-Bでケースに開けた穴に差し込みます。
薄型DVD-RWは、下にゴムシート(2mm厚)を敷き、L字材で挟み込んで固定してあります。
写真3-1 ベース部

Aカードリーダ/HDD部
カードリーダとHDDを1つのユニットにまとめてあります。
元々あったドライブとカードリーダの幅が違う為、カードリーダの端を一部削ってあります。
写真3-2 カードリーダ(表)
写真3-3 2.5"HDD(裏)

BMB部
MB(VIA EPIA-N10000E)です。
同サイズ12cm×12cmのアルミ板に取り付けてあります。
このアルミ板にビスの足を生やし、ベース部分と連結します。
写真3-4 MB(表)
写真3-5 MB(裏)

C連結
上の@〜Bを連結します。
ビスに付けたナットの位置で各ユニットの高さが決まるので、微調整するのが非常に面倒です。
連結した後、仮にケースへ入れてみましたが、思い通り収まってくれました。
写真3-6 連結
写真3-7 ケースに仮格納

4.組み立て
PC本体部分をケースに固定し、ドライブ、スイッチ、LED等のケーブルを配線します。
電源/リセットスイッチは、小型のスイッチを前面パネルの左上に取り付けました(写真4-2参照)。
LEDは2色のものを使用し、前面パネルの右に付けてあります(写真4-2参照)(「動作中」の文字の所)。
写真4-1 側面
写真4-2 正面
写真4-3 背面
ちなみに電源は、写真4-4にあるような超小型の物で、MBの横に設置されています(写真4-3 MBの左)。
配線が完了したら、ケースの上半分を被せてネジで止めます。
写真4-4 電源(picoPSU-120)
写真4-5 上部/下部連結
写真4-6 底面

5.一応完成
ここまでで、とりあえず普通に使える状態になりました。
ケース背面に、MBとケースの隙間がかなりありますが、廃熱も兼ねてこのままでも良いと考えています。
(薄いアルミ板等で塞ぐことも可能ですが、また余計に穴を開ける必要がでてきます。)
写真5-1 側面
写真5-2 正面
写真5-3 背面
ケース背面に元々あったシール「ACアダプタ」「RAMアダプタ」を貼り直しました。
ケース底面にゴム足を取り付けました。元々付いていた物より多少大きめになっています。
CPUクーラーの上辺りに、元々あった電池ボックスの蓋が丁度被さるので、通気穴を開けました。
写真5-4 シール
写真5-5 ゴム足
写真5-6 カバーの穴
全景は写真5-7のようになっています。
電源アダプタが非常に大きく、机の下等に置く形の方が良さそうです。
本体にDVD-RWドライブとメモリカードリーダを内蔵しているので、大抵のメディアは読めます。
写真5-7 全景
写真5-8 ケーブル
写真5-9 使用可能メディア

[0.用意した主なパーツ/スペック] [1.分解] [2.ケースの加工]
[3.PC本体部分の加工] [4.組み立て] [5.一応完成]




何でもDIY

電池式LEDライト
LEDライト
ベランダウッドデッキ
ペルチェ素子 その2
実験用電源(簡易版)
萌え時計 第二弾
RAM Diskを使ってみた
仮想マシン活用法
VMware編

64bit時代到来
RAID6構築
萌え時計
ファミコンPC
偽ダミー監視カメラ
証拠隠滅
簡易家庭菜園
使い捨て指輪
「リングヒルズ」

ボルタ電池を作ってみる
CO2発生装置
500円 X'masツリー
超危険!
ソーラーシステム失敗例

水槽台の製作
道具・工具について
ペルチェ素子を使ってみる
似非スタジオの製作


space
Copyright(c) 2004-2006 楽拓. All rights reserved.