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楽拓.comホーム何でもDIY超危険!ソーラーシステム失敗例
何でもDIY超危険!ソーラーシステム失敗例
 それは突然やってきた。
 暑い日差しが降り注ぐ夏の日の出来事である。


 その日は撮り溜めしてあったTVの録画を見ていました。いつもと変わらない休日。午後2時頃少々昼寝でもしようかと思っていると、ある違和感に気づきました。

 なんか匂う・・・

 近所には板金工場や木工所等があり、異音や異臭(叩く音や機械油の匂い等)がすることはそれ程珍しくないのですが、この日は今までに感じたことの無い異臭です。よく嗅いでみると焦げ臭く、木材の焦げる匂いに混じって、何か別の物も焦げているような感じでした。鼻で匂いを辿ると、それは南側の窓から入って来ているようです。そこは丁度ベランダのある場所。妙な胸騒ぎを覚えながらベランダへ出て見ました。

 すると、目を疑うような光景が広がっていました。
 なんとベランダに設置してあった自作のソーラーシステムから、炎が立ち昇っています!
 (設置場所はベランダの端の為、部屋の中からは見えない)。

1.状況

 さすがに燃えてるのを撮影している余裕なんて無い(そんなこと考える余裕さえない)ので、以下の写真は、消火後のものです。

・配置

 設置時のレイアウトは以下のとおり。
 市販の充放電装置(ソーラーコントローラ)に、ソーラーパネル、バッテリー、出力(ガーデンライトや12V-100Vインバータ等)を接続してある形です。


・各個所の延焼状況

・端子台(写真左)、ソーラーコントローラ(写真右)

ソーラーコントローラは前面の延焼が激しいですが、内部が露出するほどの損傷にはなっていません。
端子台はほぼ無傷です。
また、この2つを固定してある木板で、右側が一番激しく損傷しています。

・バッテリー

前面と上面が激しく延焼し、内部が露出しています。
それ以外の面は延焼していません。

・12V-100Vインバータ

背面が酷く延焼していますが、内部が露出するような状態にはなっていません。


2.消火作業

 愕然としながらも、ベランダの水耕栽培の溜め水をバケツで汲み一気に放水。しかし火力は弱まったものの鎮火しません。もう一杯水を汲み放水。今度は炎は無くなったものの、まだ煙が出て燻っている様子です。
 その後今度は水道からバケツに水を汲み、何度も水をかけ完全に鎮火させました。

 しばらく放心状態のまま惨状を眺めていましたが、どうやらベランダや家自体には延焼しておらず、極限られた範囲しか焼けていないことが分かりました。家の壁やひさしにはすすが付き、黒っぽくなってしまってはいますが、これは洗浄すればどうにかなります。
 無事だったソーラーパネルを除き、焼けた部品を取り外したり、周囲についたすすを拭いたりと、ぐったりして1日が終わりました。

 もし休日ではなかったら、誰も気づかず大火災になっていたでしょう。
 人間は火を恐れなくなったと言われますが、このときばかりはさすがに恐ろしかったです。


3.原因

 上の状況から推測すると、バッテリーが発火元と考えて間違いなさそうです。

 バッテリーは充電中に熱が発生します(バッテリーの説明書にも「熱が発生する為密閉しないこと」との注意が書かれています)。
 もちろん密閉はしていませんでしたが、天候がよく発電量が大きかった事と日光による熱で、限界を超えた為にそこから発火したと予想しています。ただ運営から3年経っていて、それまでは何ら問題が無かったのでそれだけが原因とも言えないでしょう。バッテリーが劣化していた可能性もあります。

 どちらにしても、放熱が不完全だった為に発火したと考えられます。充電中(ソーラーパネル稼動中)は、その電力を利用して冷却ファンを回すなどして、十分に放熱するべきだったと思います。





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